好き!→LINEブログの残骸(2021.12~2023.3)

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書いて三田グループ新年会

 慶應義塾大学Facebook上の同窓会、Facebook三田会の中に「書いて三田グループ」がある。商業出版を目指す卒業生を応援するグループだ。昨日は、その新年会に招いていただいた。
 「本能寺の変431年目の真実」を書いた明智憲三郎さんの向かいに座らせてもらった。明智さんの「本能寺の変は変だ! 435年目の再審請求」という本を読み、本能寺の変を起こした明智光秀の発言や動機などが、いかに捏造されたかを面白く読ませていただいた。その論拠を明らかにする過程はしっかりしており、信頼できる資料に基づき、正しい論理的な分析をされていた。「この本では、再捜査と仰っているけれど、新聞の取材もこのようにきちんとしています。共感することが多々ありました」とお伝えした。
 今の世の中、デタラメな情報だらけと感じているが、過去の歴史もこんなにデタラメな資料と論理展開で作られていたのかと、驚いた。
 書いて三田グループは、本を出した人の集まりだが、各人の経歴や、書いた本、書いた動機は様々で、面白かった。明智さんは祖先の不名誉を暴きたい一心で書かれたようだが、中小企業の海外展開を支援する仕事をしている大澤裕さんは、「中小企業が『海外で製品を売りたい』と思ったら最初に読む本」を出し、大学院や専門職大学で教鞭もとっている。「仕事の延長で、少しでも多くの人に教えたくなる」というのが動機だ。
 英語ガイドを仕事にしている島崎秀定さんは、インバウンドの現場や通訳ガイドのノウハウなどを紹介する本を多数出している。
 安藤智子さんは書籍原稿の代筆などで100冊くらいの本を書いているらしいのだが、「これからは自分の本を書く」と、「うろん語の群れ」というとても面白い本なども書かれている。
 誰もが、その気になってがんばれば、本が出せるし、それが名刺代わりになるんだなということがよくわかった。
 今回、このグループの新年会に招いてもらったのは、2018年にFacebook三田会や書いて三田グループのことを新聞記事で紹介したのがきっかけだ。その時お話をしてくれた菅正至さんに、本が出せないか相談を持ちかけていたところ、「まずはグループに来ませんか」と誘ってもらった。
 本当に楽しかった。ほとんど初対面なのに旧知の間柄のような気がして、お酒も飲み過ぎてしまった。
 退職プラスコロナ禍で、あまりにも他の人とのリアルな付き合いが少なかったが,志を同じくする仲間ができた気がして嬉しかった。
 今回はゲストだが、本を今年中に出して、来年はメンバーとして書いて三田グループの新年会に参加したい。