大学の友人たちと久しぶりに会う

　27日夜は、東京・永田町の和食店で、大学時代の友人たちと久しぶりに会った。N君が2年半前、Y君が1年数カ月前に奥さんを癌で亡くした。コロナ禍でただでさえ人と会うことが少なくなっている中で、奥さんを失って、部屋に一人という状況は相当辛いのではないか。話は「毎日、ちゃんと食べてるの？」から始まった。

　N君は癌になり、手術が成功した後、考えもしなかった奥さんの癌が見つかり、先立たれてしまった。彼は近く再雇用の仕事を終える。自宅での一人の時間が増えるので、大丈夫だろうかと心配している。彼が元気なら、ゴルフや山歩きを一緒にしたいが、いまは体力が落ちていて、難しそう。彼と一緒に楽しめることを見つけたい。

　Y君は太り過ぎの感があり、ちょっと心配だが、クラシック音楽が好きで、よく東京に聴きに来ているらしい。自宅の隣には次男夫妻が住んでいて、食事は一緒にしていると言うから孤立する心配はなさそうだ。東京にはエンターテイメントを楽しみにどんどん来てほしいと思う。

　H君はまだ仕事もしているし、奥さんも元気。趣味でヨットをしていると言うから、まだ、「老後」の世界とは縁遠いようだ。

　会社を退職後、どう生きるか、は人生100年時代の大きなテーマだが，大前提として最低限の金があり、健康で、同居する家族がいるーーという3Kが、もう一つのK、孤立を防ぐために必要。

　私が料理を作るのは食べてくれる家族がいるから。一人だったら何も作らず、即席ラーメンなどで凌ぎそう。家にもほとんどいないと思う。

　友人らとの協力、協働、コミュニケーションで、互いの困りごとを解消、絆を深めれば怖いものなし（救いの3K？）そうやってなんとか乗り切りたい。