好き!→LINEブログの残骸(2021.12~2023.3)

僕の好きなもの、好きなこと。好きってなんだ?

すごく変わりそうな確定申告

 会社にいた時は、経費精算が一番嫌いな"仕事"だった。記者は、時間をいかに効率的に使うかが勝負なので、タクシーだけは乗り放題で、タクシーの領収書だけはたくさんたまった。どこからどこまでの領収書だったかが、わからないこともある。GOタクシーのCMのような状態になって、精算に時間ばかりかかっていた。
 1分1秒を惜しんで取材をしたり勉強したりしていたから、経費精算の非生産的時間は、嫌だったのだ。
 ところが。会社を退職して、自由の身になったと思ったら、お金の管理は、全部自分でやらなければならないことに気づいた。嫌な"仕事"をもっとしなければならない。
 退職後、まったく仕事をしておらず、収入がないから、経費生産は必要ないと思っていたのだが、なんと、年金にも「源泉徴収票」があり、それをもとに確定申告を自分でしなければならない。
 年末調整も全て会社任せで、確定申告は医療費の控除だけで済んだ現役時代とは異なり、すべて自分で資料を用意する。
 環境が一変。どこから何を始めればいいか全くわからず、税務署に電話した。そうしたら「LINEで相談の申し込みができるから、まずはLINEで相談の申し込みをして」と言われた。
 LINEがこれだけ活用されているのはすごい。
 予約した時間に練馬東税務署に来た。一から教えてくれるのかと思っていたが、まるで、将棋の多面指しのように、一人の職員(?)が、大勢の人に同時に対応している。あまり根掘り葉掘り聞けない雰囲気だったが、いろいろ教えてもらった。
 3日3晩、過去5年分の医療関係の領収書と格闘して、領収書のデータをエクセルに入れたが、もう領収書は不要らしい。健保組合が管理する医療費のデータを入れるだけでいいようだ。
 今回は、過去5年分の公的年金関係の資料などを用意しなければならないことがわかったので、用意して出直すことにした。
 今回、確定申告をすることにして、学ぶことが多かった。
 特に、マイナンバーカードが確定申告で今後、ものすごく力を発揮する可能性があることがわかった。
 マイナンバーカードを作るとアクセスできるマイナポータル。ここで、さまざまなシステムと連携すると、紙をいちいちエクセルに転記するような無駄な作業は一切なくなるのだ。
 マイナポータル経由で、控除証明書等の必要書類のデータを一括取得し、各種申告書の該当項目へ自動入力すればいい。
 令和4年分確定申告からは、新たに医療費通知情報(1年間分)、公的年金等の源泉徴収票及び社会保険料国民年金保険料)控除証明書もマイナポータル連携の対象となった。
 今回、確定申告に行こうと思ったのは、そろそろ、フリーで仕事を始めようと思ったのがきっかけだ。すでに2017年に個人事業主の登録はしているが、新聞記者という仕事と副業は相容れないところが多く、2021年11月末で会社を退職するまでは、個人事業主としての活動は全くできなかった。そこから1年余。ようやく収入を得る仕事を始めるめどがついたため、「個人事業主の始め方」を聞きにいったのだ。
 こちらは確定申告のためのアプリを活用するのが近道のようだ。
 令和4年から個人事業主として活動を始めたことにして、まずは今回の確定申告で経費をたくさん計上しておこうと思う。
 まだわからない部分も多く、いまは申告相談の段階は省けないが、これからは全て数字を日常的に管理して入力。ネットで確定申告できるようにしたい。