好き!→LINEブログの残骸(2021.12~2023.3)

僕の好きなもの、好きなこと。好きってなんだ?

通信社に就職が決まった高校の後輩とランチ

 マスメディアの世界に入りたいと大学1年の時から言っていたYさん。見事、通信社に就職が決まった。ランチでお祝いした。
 お店はミクニマルノウチ。

 群馬県嬬恋村"ハコスチ"のマリネ 香草クリームチーズとそば粉のブリニ添え

 フランス産フォアグラ 府中・高山さん家の卵と東京牛乳のフラン トリュフの香り

 カナダ産仔牛肉のブランケット 檜原村きのこと黒胡椒の効いたクリーム仕立て

 清瀬スイートバジルのアイスクリームとヨーグルトのムース 練馬産とちおとめと季節のフルーツ
キルシュとミント香るスープ

 ちょうど食事が終わる頃、彼女のスマホに一通のメールが。研修期間終了後の赴任先が東北のある県になったという会社からのメールだった。
 彼女の表情が変わった。ずっと東京で家族と暮らしている。一人暮らしは初めて。地方支局だと車の運転も必要になりそうだが、自動車の運転免許は「まだ取っていない」。生活がガラリと変わりそうだ。
 最初の1年くらいは東京本社勤務だと思っていたらしく、動揺が隠せなかった。
 「原発被災地。記者としては願ってもない任地じゃない。おめでとう!」と言ったのだが、心の準備が整うまで時間がかかりそうだ。
 後でLINEのメッセージをもらった。
 「ありがとうございます‪( ;ᯅ; )‬
本当に、長い目で見たら恵まれた幸運なことだと思います、今はまだ怖いけど、、、。
とにもかくにも、やるしかないので、頑張ります!!🔥🔥」

 43年前、新聞社に就職が決まった時のことを思い出す。「嬉しいのだが、世間知らずの大学生が、社会のことを世の中に発信していけるのだろうか」「一度新聞社で仕事を始めたら、昼夜なく働くらしい。続くのだろうか…」。そんなことを思っていた。
 でも41年も働いてしまい、退職しても、まだ、働き足りなくて、フリーでものを書きたいと思っている。
 会社に入る前の素朴な緊張感、不安は、持って当たり前で、それが明日へのエネルギーに変わる。がんばってほしい。
 Yさんは同じ高校の、44年後輩。高校の創立100周年記念誌の企画で、彼女を含めた同期4人と、彼女らが中学2年生の時に特別授業を担当したジャーナリストのAさんの対談を2019年9月に行った。それが縁で、Yさんは、Aさんの事務所でアルバイトをし、ジャーナリストの仕事を間近で見せてもらったという。面接の練習などもしてもらい、見事、試験を突破した。
 彼女を見ていると、新聞社に入る前に大きな不安と希望を持っていた自分を思い出す。
 その時の気持ちはとても大事だ。初心に戻って、もう一度ジャーナリズムの世界に打って出たい。
 がんばりましょう!