好き!→LINEブログの残骸(2021.12~2023.3)

僕の好きなもの、好きなこと。好きってなんだ?

松花堂弁当と抹茶に舌鼓〜茶道の新年会「初釜」

 茶道の先生のご自宅で、茶道の新年会とも言える「初釜」が開かれた。先生は、普段から稽古で、茶会での作法だけでなく、茶事の作法も教えてくれる。今回は初釜で、懐石料理〜濃茶〜薄茶と続く「正午の茶事」を体験させてくれた。
 福生市の先生のご自宅に着くと、めでたい飾りが出迎えてくれた。
 まず寄付(よりつき・待合室のような部屋)でコートを脱ぎ、靴下を白い靴下あるいは足袋に履き替えるなど、身支度をする。ご祝儀を集めて主催の先生にお渡ししたりもする。
 茶室に準じた場所。掛け軸も。
 一枝春と書かれた掛け軸。
 宗家からの手紙。

 準備が整うと、板木(ばんぎ)をたたいて知らせる。

 桜湯が振る舞われる。
 美味しい。ほっとする。
 腰掛待合で、亭主を待つ。
 亭主(先生)と一緒に初釜の準備をしていた一番弟子のNさんが出てきてくれた。蹲踞(つくばい) の手水鉢にお湯を足して、手を清めるときに手が凍りつかないようにしてくれた。

 茶室に入る。
 立花大亀の掛け軸。
 釜は、エビに鳳凰のデザイン。めでたい。
 亭主の原口先生の挨拶で会が始まる。
 先生手作りの松花堂弁当
 豪華!美味しい!シアワセ♡
 お酒もたくさんいただいた。
 箸洗い。
 綺麗にして、蓋をするのが食礼。
 食事が終わり、主菓子をいただく。桃仙(昭島市)の花びら餅。
 初座はここまで。
 ここで一旦庭に出て、(これを中立=なかだちと言う)、後座の濃茶の準備を待つ。
 関守石(せきもりいし)。ここより先にあっては行けないという目印。
 ドラが鳴って、後座スタートの合図。
 後座は濃茶の席。
  続いて薄茶席。
 くつろいでくださいという意味の煙草盆
 干菓子。
 私もお稽古で薄茶のお点前させてもらいました。

 最後に、無言で互いに一礼。

 茶道の稽古は本当に美味しくて、楽しい。心も豊かになった気がする。