好き!→LINEブログの残骸(2021.12~2023.3)

僕の好きなもの、好きなこと。好きってなんだ?

人生100年、だからこそできることをする!

 宇都宮で高校時代の友人に会い、いろいろ話をした。彼にも定年があったのだが、定年は彼が自由に羽ばたくためのきっかけに過ぎなかったようだ。
 彼は「またやり直せと言われたら同じ仕事をする」と言うくらい充実したファーストステージを過ごし、セカンドステージでは最初、その集大成となる仕事に没頭していた。しかし、それを実現すると、次の困難な仕事に踏み出していた。
 105歳で天寿をまっとうした日野原重明さんは聖路加病院の名誉院長として、死ぬまで現役を貫いた。彼こそが生涯現役のモデルと思っていたが、私の友人は、現役も目一杯生き抜きながら、65歳以降は、宇宙にも飛びそうな高出力のエンジンに点火、さらなるミッションに向けて動き始めていた。
 ファーストステージでいかに輝いても、セカンドステージはその余韻で生きる人が多い中、彼は、さらなるチャレンジをしようと、「10年計画」を立てて走り始めている。とても、清々しい。
 杯を交わしたのは、宇都宮駅前通りの「勘兵衛」。
 宇都宮の美味しい野菜を天ぷらや漬物で味わった。刺身、つくね、サラダ、どれも美味しかった。日本酒も飲みすぎるほど飲んだ。
 社会のため、これまで培ったスキルや知識を全て使おうと思うのは、彼も私も同じだ。しかし、彼はその気持ちを生かしてくれる人とタックが組めた。
 一方、私は会社を退職した後、弱小自分メディアを立ち上げ、もがいている。だいぶ違う。
 でも。
 そんな彼と志は同じと知って、勇気を得た。会社に勤めていた時より、遥かに高い志を持って生きたい。
 いかにお金を稼ぐか、ではなく、少年でなくても大きな志を持ち、それに向かっていく。大志を実現する経験と力は現役時代に蓄えているのだ。それを発揮しないのはもったいない。
 彼はSNSは危険で、面倒なだけと話していたが、彼のような志が高い人間が、世の中に向けて発信できないようないまの情報環境はおかしい。そんな荒れた情報環境をみんなで改める。前向きな思い、他人を思いやる心、くじけそうになりながらも頑張る精神力。そうした声が溢れるような豊かな空間が欲しい。
 (1)飲み屋でなくても、気持ちよく思いを語れる情報世界を作る(2)高齢者が後輩たちのために十分力を発揮できる世の中を作るーーこの二つの課題に、取り組みたい。そんな勇気を得た3時間の懇親会だった。