茶道の稽古、濃茶を飲む
木曜日は茶道の稽古がある。
草履を履いて一度庭に出て、茶室に入るが、前回、履く草履を間違えていた。足袋の場合は左。靴下なら、右。
今日は足袋用の草履を履いた。
躙(にじり)口近くに、塵(ちり)穴という、木の葉などを捨てる穴があることを知る。今まで気づかなかった。
塵箸と覗き石と言われる石が置かれている。
今日、床の間に飾られていたのは日向みずきと、曙と言われるツバキの蕾。
曙の花。
桜が描かれた茶碗で抹茶をいただく。
庭の寒桜をイメージしたものだ。赤い花は、ワビスケ。
ツバキをイメージしたお菓子。
昼食を食べた後、濃茶をいただく。濃茶はあまり飲んだことがない。飲んだ時も回し飲みで、ちょっと嫌だった。一人分をいただき、じっくり味わって飲んだのは初めて。
Wの形に折り曲げた懐紙を用意。濃茶を飲んだ時、口が触れた部分を拭う。薄茶とは違う味わいと、作法で、気分が変わった。
炉の釜では湯が沸く音がして、水を入れるとピタッと静寂が訪れる。そんな音の変化も楽しみながら、今日もお点前の稽古をした。