好き!→LINEブログの残骸(2021.12~2023.3)

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「ピカソとその時代」ーピカソの女性観に興味が湧いた

 国立西洋美術館で10月8日から(2023年1月22日まで)開かれている「ピカソとその時代〜ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」を観た。
 ベルクグリューン美術館については、美術展の公式ホームページにわかりやすい説明があった。
 「ベルクグリューンは晩年まで作品の購入と放出を繰返し、コレクションに際立った特色を持たせるよう努めました。最終的には、彼が最も敬愛した同時代の4人の芸術家たち、パブロ・ピカソパウル・クレーアンリ・マティス、アルベルト・ジャコメッティの作品に重点が置かれています。この4人に彼らが共通して師と仰いだモダンアートの祖、ポール・セザンヌも加えた、粒選りの作品からなるコレクションは、創造性と生命力にあふれた20世紀の巨匠たちの芸術を堪能させてくれます。ベルクグリューン美術館の改修を機に実現した今回の展覧会は、この個性的で傑出したコレクションから精選した97点の作品に、日本の国立美術館の所蔵・寄託作品11点を加えた合計108点で構成されます」。
 ピカソの展覧会があるとつい観てしまう。今回はどんな作品が見られるか。
 最近は西洋美術館も、写真OKの作品が多く、気になった作品をブログに保存できるので嬉しい。
 とても力の入った大竹伸朗展を観た後だったので、著名な画画たちの作品を多く観られたにも関わらず物足りなさを感じた。1人の作家を深掘りする展覧会に比べると、いろいろな画家が「同時代」ということで一緒に展示されるだけの展覧会は、奥行きがあまりなく、何かエピソードやストーリーが紹介されないと朝物足りなく感じる。
 今回の展覧会ではピカソの女性観を垣間見られたが、何人もの女性と結婚し、それが作品にどう影響を及ぼしたか、などはもう少し説明があってもよかった。ピカソの妻たちの写真も展示してくれると、どうデフォルメされているのかがわかって面白かったのにと思った。
 そんな物足りなさを補う本を美術館の書店で見つけた。

 高かったが、買ってしまった。これで、なぜ女性がこのようにデフォルメされるのか、ピカソにとっての女性の存在は?ーーなどの謎が解けそう。早く本を読みたい。