好き!→LINEブログの残骸(2021.12~2023.3)

僕の好きなもの、好きなこと。好きってなんだ?

「互いを大切に思い、連携する」ことを考える映画4本を続けてみた。






 社会派の映画4本を続けてみた。
 「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」、軍事政権を打倒する韓国の民主化運動を追った「1987、ある闘いの真実」サッチャー政権下のイギリスで炭鉱労働者と性的マイノリティーが連携する「パレードへようこそ」、女性参政権獲得の苦闘を描く「未来を花束にして」だ。
 「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」は、ヨーロッパなどを一人軍隊として訪ね、今のアメリカが真似できない各国の先進的な取り組みを持ち帰るという映画だが、囚人にも人間の尊厳を認める国、個々人を尊重して、教育水準を高めた国などが紹介される。そこに流れるのは、人を大切にするということ。このテーマは他の3本の映画にも流れていた。
 そして、4本に通じたもう一つのテーマが、連携、連帯だ。韓国の軍事政権下での弾圧を跳ね返そうと、いろいろな人たちがつながるが、それは検事部長だったり、学生運動の指導者だったり、理不尽な警察の仕打ちに立ち上がる女性だったりーー。バラバラなのだが、それらが一つになった時、軍事政権は倒れる。
 4本に通じた最後の共通テーマは成長だ。
個人としての成長、団体としてのレベルアップが重要ということ。
 この三つ、今の日本でどれだけ大事にされているだろうか。
 海外の社会派映画、平和ボケした自分の目を覚ますのに、とてもいいと思った。