好き!→LINEブログの残骸(2021.12~2023.3)

僕の好きなもの、好きなこと。好きってなんだ?

鉄腕アトムと鉄人28号

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 同じ年代の人たちだったら、鉄腕アトム鉄人28号の影響を受けていない人はあまりいないはずだ。

 Wikipediaによるとーー。

 「鉄腕アトム」は手塚治虫SF漫画作品。

 1951年4月から1952年3月に連載された『アトム大使』の登場人物であったアトムを主人公として、1952年4月から1968年3月にかけて、「少年」(光文社)に連載され、1963年から1966年にかけてフジテレビ系で日本初の30分テレビアニメシリーズとしてアニメ化された。このアニメ第1作は平均視聴率27.4%を記録しその後、世界各地でも放映された。

 「鉄人28号」は、横山光輝の漫画作品。漫画連載と同時代の昭和30年代(1955年 - 1964年)の日本を舞台に、リモコンの保持者次第で善にも悪にもなるロボットを巡り、少年探偵と悪人たちの攻防を描く物語。

 

 これらの漫画の影響で、小学生のときは「漫画家になる」と言って、主にロボット漫画を描いていた。絵が下手で漫画家にはなれなかったけれど、「ストーリーを考える」のが好きで、大人になって書く仕事に就いたのかもしれない。

 鉄腕アトム鉄人28号、どちらが好きだったかと問われれば、断然、鉄人28号が好きだった。リモコンで操縦。敵の手にリモコンが渡れば、こちらを攻撃してくる。そこにリアリティを感じた。

 天馬博士が死んだ子供の代わりにアトムを作り、でも代わりにはならないことに気づき、アトムに辛くあたる。「感情」がテーマになっており、同じロボットでも鉄人とは発展段階がかなり違う。AIの活用が視野に入ってきた現代になると、アトムもリアリティを持ってきた。

 同じロボットでも、「乗り物」のように、人が操縦する鉄人は、操縦できるがゆえに男の子に人気があったのではないか。ガンダムエヴァンゲリオンも乗り物だ。

 ロボットは人間にどこまで近づき、いずれそれを超える存在になるのかといったアトムのテーマはちょっと高尚(アトムをAIという言葉に置き換えると、現代の大問題でもある)で、「好き」という感情より「尊敬」に近い思いを抱いていた気がする。

 鉄人28号の作品のなかではブラックオックスという、相手の力を弱めてしまう力のあるロボットが登場する回が一番好きだった。

 鉄腕アトムの作品では、プルートウという強いロボットに決闘を求めるロボットが登場する回が一番記憶に残っている。プルートウは最後、アトムと共に人間を助けようとするが、そのときにさらに強いロボットが現れ打ち倒される。やはり強いロボット同士の対戦が好きだったのかもしれないが、最後は物悲しい結末。このあたりが、手塚作品らしさなのだろう。

 大人になってから「IT」が好きで、IT雑誌まで創刊してしまったのは、アトム、鉄人の影響かもしれない。