映画「パレードへようこそ」(ココログ2022.8.21)
映画「パレードにようこそ」を観た。
2014年イギリス映画。
長期ストを続ける炭鉱労働者をゲイやレスビアンらの団体が、周りの偏見に打ち勝ちながら支援するというストーリー。
サッチャー政権下での実話に基づく映画だ。
世の中で弱者が弾圧を受けていても、弱者同士は連携しないことが多い。むしろ、あいつらを助けるなら我々を助けろと、「支援のぶん取り合戦」になりがちだ。そんななかで性的マイノリティーと労働者の連携の話は示唆に富んでいた。
陳腐な言葉かもしれないが、「同じ人間なのだから」分かり合えるはずで、この映画では分かり合った人々が挫折も繰り返しながら、友情を育む。
SNSは世の中の人たちの連携を促進するツールかと思っていたが、どちらかというと分断を促しているようにも見える。
新時代の連帯をどう作り出していけばいいのだろうと、この映画を観ながら考えた。