好き!→LINEブログの残骸(2021.12~2023.3)

僕の好きなもの、好きなこと。好きってなんだ?

「はじめての俳句」修了

 3月に始めた俳句講座「初めての俳句」は、5回、リポートを提出し、修了した。
 添削してもらった俳句を掲載しよう。
 寒桜の綺麗な先生のお宅での茶道の稽古を詠んだ一句。
 寒桜袱紗裁き手品のよう
 
 夏にトマトやキュウリとともに植えたナス。トマトやキュウリは枯れた後も、たくさん実っている様子を見て。
 たわわなりわが丹精の秋茄子(なすび)

 秋に見に行ったリヒター展を詠んだ一句。
 澄む秋のリヒター展の熱気かな

 9月の初孫のお食い初めを詠んで。
 新涼や曾祖母も来てお食い初め

 山歩きの楽しさを詠んだ一句。
 山粧ふ中を挨拶交しつつ

 練馬大根をたくあんにしてもらう作業を詠んて、
 丹精の練馬大根洗いけり

 俳句はまずは、その時の季節感と光景を描写する文学ーーだと思った。思いを入れたいと思って作ったが、内面の描写は難しく、光景を描く中で、感じ取ってもらうしかないのかなと感じた。
 例えば、練馬大根の句は、
 「育ったな」練馬大根肌磨く
と種から育てた思いを最初に描いてみたのだが、上五で一旦切れるのは良くないようなのだ。

 とは言え、自分らしい俳句は作りたい。
 「はじめて」の次の講座もあるのだが、しばらくはいろいろな俳句を読み、どんな表現までが挙用されるのか探ってみたい。