好き!→LINEブログの残骸(2021.12~2023.3)

僕の好きなもの、好きなこと。好きってなんだ?

俳句講座を始める

 NHK学園の生涯学習通信講座「はじめての俳句」を受講し始めた。通信講座というと、今どきはオンラインで講師とやりとりしながら進めるようなイメージがあるが、教材と封筒が送られてきただけ。まずは、テキスト「はじめての俳句」を読む。「たった十七音という言葉の世界が、いかに広く、大きなものであるかということに驚かされます」。そうなのか〜、楽しみだなどという感じで第一章を読み終わると、第1回リポートを書くことになる。リポートノートをNHK学園に送ると、添削をして送り返してくれるという。
 俳句は575で文字を並べ、そこに季語を入れればいいので、小説を書くほどは難しくはなさそうだ。けれど、書いた17音が、伝わるのか、面白いのか、俳句として成立するのかが、全くわからない。とにかく書いてみて、添削をしていただかないと前に進まないと思い、受講した。
 いきなり俳句を書くのかと思ったら、俳句を始めたきっかけや目標を聞かれた。
 TBSのプレバト‼︎で、出演者の俳句を読んで、才能ありかなしかを決める夏井いつきさんの俳句の添削ぶりが見事で、夏井さんの「世界一わかりやすい俳句の授業」を、Audibleで聴いたのが直近のきっかけだ。だが、思い起こせば、50代の時に森村誠一さんの「写真俳句のすすめ」を読んで、会社を退職したら、のんびりカメラ片手に写真俳句でもやろうか、と思ったのが最初のきっかけのような気がする。
 さらに遡れば赤瀬川原平さんの「老人力」で、「路上観察学会」なる活動を知り、「老人とカメラ」を読み、カメラを持って散歩をしようと思った。散歩にカメラ。現役ならばブログとなるのだろうが、たくさん書くのもしんどい。ならば写真俳句ーーとなったのだと思う。
 森村誠一さんや赤瀬川原平さんは、「老い」に対して前向きだった。最近は、お金も仕事も夢もない悲惨な老後の現状を訴える人が増え、世の老人たちの不安を煽っているが、「高齢者」になってからの暮らしは、今のところ、すごく楽しい。女房以外には私に命令する人はいない。自由だ。楽しくないわけがない。
 森村誠一さんや赤瀬川原平さんの精神に学ばなければいけない。