好き!→LINEブログの残骸(2021.12~2023.3)

僕の好きなもの、好きなこと。好きってなんだ?

農業は、作業の手順が考え尽くされている

 今日からの雨なので、昨日は農作業にいそしんだ。


 昨日は、カブの種まき、青首大根の種まき、ナスの根元にあるトウモロコシの肥料(トウモロコシの茎を切ったもの)を、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーのところに移し、両脇に春菊を植えるためのスペースを作り、元肥。シンクイムシ対策なども行った。ナスは、虫の被害で葉が枯れたり、荒れたりしているので、切り取って新しい葉が生えてくるのを待つことにした。暑い中、2時間ほど作業し、バテバテ。帰宅後すぐに昼寝した。





 それにしても農業ってうまく作業の手順を決めていると思う。毎回2ー3時間(二人で作業すればその半分)の作業が無駄なく用意されているのだ。
 園主が、講習用に上手にメニューを考えてくれているのかなとも思う(それもある)が、園主が野菜を売るロッカーを見ると、我々の野菜づくりとペースは同じだ(我々が収穫する野菜が並ぶ)。つまり、農家の野菜づくり全体がきちんと毎回の作業を均等化していて、少ない人数で効率的に農作業ができるようにしているのだ。
 鍋料理を作る材料になる大根、ニンジン、ネギ、白菜、小松菜、カブーーなどを作っているが、ネギは真夏に植えていて、人参も夏の後半。大根や白菜の種まきは秋になってからだが、大根の方が少し早い。小松菜は大根と同じくらいに種まきをするが、ホウレンソウはまだ棚をまかない。カブは昨日種まきした。
 植える時期が異なり、元肥追肥のタイミングもずれるので、うまく毎回2ー3時間の作業が用意される。
 農作業をしたことのない人からは、「毎日水やりとか大変じゃない?」と聞かれるが、水やりはほとんどしない。コーティングしている種をまいた後、土が極度に乾燥している時、苗を植えた後などは水をやるが、あとは自然任せ。水をやりすぎると逆に育ちが悪くなる。根が水を求めて土の中で広がる方がよく育つのだ。努力した野菜がよく育つ。ヒトと一緒だ。
 だから週一回の作業で十分。でも毎回2ー3時間は作業がある。
 30㎡の農地。週一回農園に行くだけで、食べ切れないほどの野菜がとれる。野菜作りは、都会のビジネスパーソンでもできる。
 人口減少で空き家も増えている。食糧安全保障、貧困対策、健康づくりーー色々な対策に役立つ野菜作りを誰もができるように、市民が楽しむ農園を住宅の周りに作る。そんな余裕のある時代は来ないものだろうか。