ゴルフで旧交を温める〜出版社時代の友人と
ゴルフを始めたのはKさんがトレンディ編集部から異動する時の送別ゴルフがきっかけ。そのゴルフは雨で流れたが、その後、最初はKさんのお誘いでいくつかのコースをラウンドしていた。大のゴルフ好きで、腱鞘炎になるほどゴルフをされていた。ラウンド中に、新都心打法(さいたま市在住なので。クラブの芯とボールの芯をぶつける打法)と言いながら打ったり、好きな海外プロゴルファーの真似をしてみたり。しかし、他人の打ち方についてはほとんど口を出したりせず、一緒に回っていて楽しかった。
私がゴルフを本格的に始めたのは群馬に行ってから。ブログ「ぐんぐんぐんま」(今は「とうとう高齢者!」に改名)でラウンドの模様を書いていた。
スコアは90を切れそうで切れない。でも、2013年に、コンぺに2度優勝した。
最初が、2013年7月28日、11人が参加して行ったデイスターゴルフクラブ(千葉県長生郡睦沢町)でのコンペ。スコアは43、50の93。ハンディキャップが17もあり、ネット76で、2位に10打差をつけての優勝だった。
2回目が、2013年10月6日、川崎国際生田緑地ゴルフ場で行った、入社した時の日経の旧流通経済部OBによるコンペ。スコアは46、46の92。ハンディキャップは15。ネットが77で、かろうじて、先輩のKSさんを1打差で下せた。
ところが。ここからどうしたことか、打てばほとんど真右に行ってしまうシャンク病が発生。昨年までずっと治らなかった。
だから、65歳になって、やめるもの、続けるものを考えた時、ゴルフはやめるものに入りそうだった。
でも、ゴルフで繋がった関係はたくさんある。旧交を温めるならゴルフを続けたい。ならば、とにかく練習してシャンクを克服しようと思った。
幸い、練習場ではシャンクは全く出なくなった。
ゴルフ場ではどうなのか、初めて試す機会が昨日だった。
ゴルフはターゲットのホールに何回で入れられるかを競うゲーム。途中にはバンカーや池、OBゾーンなどがある。そこに入れないよう慎重に、しかし大胆にスイングしないとスコアは縮まらない。
練習場でちゃんと打てても、ゴルフ場ではプレッシャーを受けてスイングが乱れ、スコアが悪化する。
ところがこれまでは練習場でもシャンクの嵐だったから、そもそも、ゴルフ場でラウンドすること自体、無理だったのだ。
ある意味、ようやく練習場でうまく打てるようになった昨日のラウンドが、スタートラインだった。
リバーサイドフェニックスゴルフクラブ、昨日はベントコース。アウトは2906ヤード(パー454345434)。インは3097ヤード(パー544343445)。
アウト1番はいきなりプレッシャーを感じた。力を入れないなどと考えすぎて肝心の「無心で打つ」とは逆になってしまい。いきなり+5。その後3ホールはなるべく頭を空っぽにして+1+2+1とまずまずだったが、その後は+3+3+2+3+4と苦戦。6番と9番はティーショットOB。どちらも極端に左に引っ張って、当たりは良かったがはるか杭の外へ。原因は、打ち気満々で、激しくクラブを振り回しすぎたこと。
農作業をしている時は頭が空っぽなのに、なぜ、ものすごく考えてしまうのか。例えていうと、打とうとするボールが目の前にあるが、意識はボールより顔の手前の頭の中に向いている感じだ。ボールを良く見ようとボールだけに集中すると今度は体が連動しない。自然に「無心に」なれるようにしたい。
無心になろうとする心の中に割って入ってくるのが恐怖心だ。ショットを打とうとする時、右へ行くのでは、とよぎる。心がざわざわする。
後半のイン。3ホール続けて+2で凌いでいたが、池が二つあるショートホールで2回も池に入れた。池に入れたくないと強く思打たのだが、思えば思うほどボールが池に飛んでいく。
本当に自分の弱さが嫌になった。ただ、池手前から打つ最後のショットだけは、高く上がりグリーンに落ちた。
14、15番は+2で凌いだが、16番は+6。
これで終わったらダメだと一念発起して、17番ミドルは、ツーオンツーパットでパー。これで、次につながる。最後の18番ロングは、3パットで+3だったが、大きなミスはしなかった。
スコアは60、61の121。初心者のようなスコアだがゴルフは良くなっていたと、一緒に回った友人たちに言われ嬉しかった。特にグリーン周り。高く上げるロブショットでのアプローチがうまく打てた。
Kさんは、「上げて、寄せる。まるでワコールのCMだ」と得意のギャグで、ほめてくれた。
シャンクは打たなかった。池ポチャ、OBさえ打たなければ、スコアは改善しそう。また、しっかり練習したくなった。